いざ訪問
さかのぼること少々前の話、2020年10月下旬、コロナ感染拡大が一旦落ち着いた状況下で北海道遠征に行きました。その際の訪問ワイナリーについて記載します。(訪問の際は最新の情報確認の上、お出かけください)
2020年何度か北海道遠征に行ったのですが、時は10月下旬、初の空知地方訪問で心躍る旅でした。今回の訪問先は「山崎ワイナリー」。“”北海道のピノ・ノワールで造る凄いワインがある”という記事で自分が日本ワインを知り、その品質の高さに驚き、飲み始めるきっかけにもなった、憧れの存在です。
滝川方面から道央自動車道を走り、三笠地区に差し掛かると、車窓左手に整然とした一面のぶどう畑が飛び込んできます。その一角に空知の雄、北海道産ワインの老舗本日の目的地「山崎ワイナリー」が。三笠インターを降り、丘を少しずつ登っていくと、手作りの案内看板を頼りに丘を登り切ったところにワイナリーの母屋とワインショップ建っています。
「山崎ワイナリー」といえば、自社圃場で栽培した葡萄のみ使用、自家畑産葡萄100%を貫く、家族経営のドメーヌ型ワイナリーです。葡萄栽培を1998年に開始、2002年にワイナリー設立、2003年にファーストビンテージのワイン発売という歴史と、そのプロダクトの品質で、三笠産北海道ピノノワールを一躍日本全国に広げた、日本ワイン発展の先駆者といっても過言ではない大きな存在です。
10月下旬といえば、葡萄収穫後半戦の繁忙期。訪問した日もまさに収穫真っ最中でした。(是非次は収穫作業の手伝いで行ってみたい)
訪問感想
その存在感はもはやワイナリー界の日本代表級ながら、ドメーヌ型の家族経営、自社圃場で栽培した葡萄の使用にこだわり、品質を重視した少量生産。勝手にこじんまりしたイメージでしたが、いやいや堂ログハウスのショップ、広大な畑、そしてなにより、どこもかしこもきれいに整備が行き届いていて堂々たる存在感です。
2019年に日本ワイナリーアワード最高位★★★★★獲得してから2020年も連続獲得。(昨日2021年6月4日発表の2021年も最高位★★★★★を獲得が発表され3年連続獲得となりました)
残念ながら試飲は休止中でしたが、ワインショップではほぼフルライナップとワイナリー限定販売の品の販売も。あまりにも物欲しそうにいろいろ眺めていたら、「畑にもどうぞ降りてみてください」と嬉しいお言葉。遠慮なく、収穫真っ最中の畑へ。雲の隙間から手入れが行き届いた葡萄畑に光が差し込むと神々しい。
購入ワイン
今回狙っていた評判のピノの中でも厳選区画で収穫された「ピノ・ノワール プライベートリザーブ」を迷わずゲット。それから「シャルドネ 樽熟成」を。
そして、このエチケットのデザインが滅茶苦茶好みです。重厚ながら、柔らかさもあり、デザインの統一感を保ちつつ品種毎のカラー識別がわかりやすい。花のデザインは山崎ファミリー家族5人の指紋をあしらったものだそうです。このストーリーも家族経営のドメーヌ型ワイナリーらしく、この一本のワインに生産者家族の思いが詰まっていることを意識し、大事に飲まなければとい気持ちになります。
余談ながら、この時は購入しなかったものの、最近はまっているのが「ピノグリ」鮮やかな青が目を引きます。豊かな酸とフルーツ感のバランスがたまらないです。
まとめ
ホントに行って良かった。「たぶん好きかもー」くらいの淡い想いが、「いや確実に惚れてるでしょ」と確信に変わりました。「山崎ワイナリー」大好きです。東京ではなかなか遭遇しないのですが、あるところにはありますね。出会った時は即購入がお勧めです。ワイナリー直販、メールオーダーでも取り扱いがあるので、確実に飲みたい時は直販おススメです。
■山崎ワイナリー
〒068-2163
北海道三笠市達布791-22
TEL:01267-4-4410(農作業の状況によってはお電話に出られない場合があります。)
FAX:01267-4-4411
http://www.yamazaki-winery.co.jp/index.html
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